測定対象 | クロム・銅メッキグラビアシリンダー |
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測定可能要素 | 容積、深度、線数、口径と高さ、壁幅、セル角度、 チャネル幅、スタイラス角度 |
最小ロール径 | 82 mm |
対象線数 | 50~500 lpi |
キャリブレーション | 専用のキャリブレーションツール「アニカムキャリブレーションツールパッケージ(ACP)」をオプションとしてご提供。正確な光学格子と国際規格に基づいた球体が埋め込まれたキャリブレーションカードと付属のソフトウェアを使用して、正確なキャリブレーションを簡単に行うことができます。キャリブレーションが完了すると、証明書を発行でき、ISOの要求を満たせるように設計されています。 |
AniCAM HDに関するQ&A
AniCAM-HDの特長は?
以下の7つの点です。
1. Pixeloc™テクノロジー 2. HDイメージセンサーとテクノロジー
3. LEDによるユーザーフィードバック 4. バッテリー残量表示
5. 人間工学に基づいたデザイン 6. スキャンスピードの向上
7. 新しい照明システム
PIXELOC™とは?
PIXELOC™は特許取得済みの技術で、AniCAMがZ軸のどこにあるかを正確に認識し、旧シリーズで使用されていた彫刻フィードバックによるエラーを解消しました。
LEDの各色の意味は?
バッテリーパックのデザインを一新し、カラーLEDによるユーザーフィードバックを搭載しました。
消灯:電源OFFまたはバッテリー切れ
水色(点灯):AniCAMがUSBに接続されている
赤(ゆっくり点滅):起動中
緑(ゆっくり点滅):起動成功、スキャン準備完了
紫(ゆっくり点滅):ズーム調整中(ホームヘッド)
青(すばやく点滅):3Dスキャン進行中
黄色(フラッシュ):過剰な振動検知
白(点灯):ビッグフットが範囲外
解像度は?
画像の解像度が640×420から1024×768になったことで、より細かい部分まで撮影できるようになりました。
スキャン時間は?
PCの仕様やスキャンの深度にもよりますが、通常は約30秒です。
既存のAniCAM と同じ計測(セル容積、深度)が行えますか?
はい、AniCAM-HD は、従来のAniCAM の値に合わせて設計されているので、新規ユーザ
ーは、メーカーやグループ内の他工場で計測された既存の値に合わせることができます。
新しいビッグフットシステムとは?
セラミック技術の変化に伴い、ビッグフットのLED を変更しました。より明るく安定した
照明で、セラミック表面やセルをよりよく照らすことが可能になりました。
AniCAM-HD の測定の公差は?
20 倍レンズ: +/- 0.1cm3、+/-1um
10 倍レンズ: +/- 0.1cm3、+/-1um
4 倍レンズ: +/- 0.2cm3、+/-1um
測定データのファイルのサイズは?
画像の解像度は向上しましたが、3D スキャンとデータのファイルサイズは約2.7MB で、
V7 のAniCAM の10%減となっています。
HD のファイルを読み込むのに新しいソフトウェアが必要ですか?
はい。AniCAM-HD はVer.10 ソフトウェアのみ対応しています。
(Ver.10 ソフトウェアはAniCAM V7 のカメラでも使用可能です)
既存のAMS にデータ/ファイルを書き出せますか?
はい。Ver.10 のソフトウェアは、既存のAMS をサポートするように設計されています。
AniCAM-HD のキャリブレーションは?
標準的なACP(アニカム校正システム)が使用可能です。
1、カメラをシリンダーの上に置きます。
2、ソフトウェアを使って撮影を開始
3、撮影画像から3次元モデルを自動的に構成
4、容積と深度は画像内に撮影されたセルの平均値が自動的に計算されます。その他の項目(土手幅、口径等)については、任意のセルをクリックしてサンプリングし、サンプリングされたセルの平均値が自動計算されます。
5、デフォルトのレポートフォームが容易されていますので、すぐに出力ができます。
そのためにはシリンダを受け入れ時から定期的に測定して状態をは把握することが大切です。
その場合にはシリンダ管理ソフトウェアが便利です。
本オプションにより、基本仕様である機械彫刻版の測定に追加して、レーザー腐食版(エッチング版)の測定も可能となります。
スタイラス刃の角度測定は、スタイラスのカットエッジの角度を正確に測定するためのオプショです。これにより、オペレーターはスタイラスの角度が正しいかどうかを確認し、トップの破損などの機械的な問題がないかどうかを検出できます。
幾何学的パターンの窪みを彫刻したセラミックロールを使って基材に塗布を施す工程は様々な産業で利用されています。
フレキソ印刷のインキ計量および転写で用いられるセラミックロール(いわゆるアニロックスロール)はアニカム開発のきっかけとなったロールですが、今では印刷以外のこれと同様な塗布工程で用いられるセラミックロールやグラビアロールに対して、アニカムの利用が広がりつつあります。
例:
・サーマルリボン(熱転写リボン)製造におけるインキ層コーティングロール
・光学フィルム製造用コーティングロール
・リチウムイオン電池製造におけるスラリーコーティングロール
貸し出しは現在承っておりませんが、実機によるデモは承っております。お問い合わせ下さい。
現行の最新カメラであるHDモデルでは1024 x 768 ピクセルです。1インチあたり4.6ピクセルで構成され、1ピクセルあたり4096レベルで感受します。
測定範囲の異なるカメラが2種類あります。
スタンダードタイプの「アニカム(AniCAM)」の場合、3種類のレンズとそれぞれに異なったズームの組合せにより、最大ズームで110 x 120 μm、最小ズームで950 x 1250 μm程度の広さを見ることができます。深さについてはAniloxQCソフトウェアで最小で約5μmから最大で約350μm(ディープスキャンモードで約400μm)、FlexoPlateQCソフトウェアでは最大1600μm程度まで測定が可能です。
倍率の低い特殊タイプの「サーフィスカム(SurfaceCAM)」では1300 x 1750 μmから3300 x 4400μmの広さを、また最大で1600μmまでの深さを測定することができます。こちらは2倍レンズ固定です。
最新モデル「アニカムHD PLUS」カメラでは自動校正機能を搭載しており、従来行ってきた校正作業が不要となりました。
旧モデル(HDカメラ、V7.3カメラ以前)では専用のターゲット(名刺サイズ)とソフトウェアを使ってお客様ご自身でキャリブレーションを行うことができます。ACP(AniCAM Calibration Package)というオプションでお取り扱いしております。
ACPが開発される以前は、メーカーへ機器を送らないとキャリブレーションが行えず、費用と時間がとても掛かっていました。ACPが開発された現在では、お客様の必要に応じた頻度でキャリブレーションが行えます。
可能です。測定方法はロールと同じで測定箇所にカメラを置いて測定します。バラード片の場合は折れ曲がりがないように注意が必要です。