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フレキソ印刷市場およびグラビア印刷市場は極めて競争の激しい市場に変貌しています。現代の印刷現場は恒常的に生産効率の改善が求められています。印刷機の停止時間の削減、印刷品質と均一性の向上、ヤレ紙とロスの削減、といった要求によるプレッシャーは小さくありません。

Graymills社はフレキソ印刷/グラビア印刷の市場で製品を納めつづけて50年の歴史を持ち、課題もニーズも把握しています。主なモデルである遠心力ポンプからフレキソ/グラビア用ぜん動ポンプまで、Graymills社では生産効率、品質、ロスの3つの課題を考慮したインキポンプを開発してきました。

Graymills社は創業以来つねにフレキソ印刷/グラビア印刷産業に近い位置で製品を提供してきました。クライアントの意見からつねに新しいニーズを探り、50年以上の経験とともに製品開発を行っています。

最適なインキポンプシステムを選ぶ

最も適したインキポンプシステムを選択するには、インキ供給システムに適合するものを選ばなければいけません。印刷ステーションの高さや供給するインキの粘度、チャンバーの形状、このような要素を踏まえて選ばないと、失敗のもととなりかねません。

接続器具

接続器具(継手)の数が多いと制約を受けやすくなります。特に、90°に曲がるタイプの器具は流量に大きな影響を及ぼします。接続器具およびバルブの形状はフルポート形状になっているでしょうか? 流量を減らしてしまうようなバルブはありませんか? 接続部の数を減らすことはできないでしょうか?

ホース

接続するホースの径が大きいほど流量は向上します。たとえば、遠心力ポンプを使用しており、排出部にレジューサ継手が使われているような場合、外して径の大きなホースをつなぐとよいでしょう。また、ホースの長さが長いと流量に影響します。

チャンバー

古いタイプのチャンバーには1/2”サイズの供給口が付いている場合があります。600mmを超えるチャンバーが240cmよりも高い位置に配置され、粘度の高いインキを供給するような場合、できれば供給口を拡げたほうがよいでしょう。

モータースピード

Graymills遠心力ポンプの場合、通常で1725RPM(60Hz)で稼動します。この速度であれば、インキポンプの用途としてはほぼ問題ないでしょう。ただし、印刷機の幅が広く、インキ粘度が高い場合は3450RPMのモーターが必要になることもあります。モータースピードが高く、インペラの形状が適切であれば、モーターのパフォーマンスは向上します。

粘度と印刷ユニットの高さ

遠心力ポンプを使用する場合、2つの要素に留意する必要があります。1つめは、粘度が上がると流量は下がる点、2つめは、印刷ユニットの位置が高いほど流量が下がる点です。

インキポンプの種類

遠心力ポンプ

遠心力ポンプ(あるいは渦巻ポンプ)の特徴は使い方とメンテナンスが簡単で、液体のフローに脈動がない点です。Graymills社の遠心力ポンプモデルにはタンク内ミキサーが付いており、タンク内の液体を常に混ぜる機能が備わっています。モーターには電動モータータイプと空気圧モータータイプがあり、またクイック着脱オプションもあります。流量はバルブで簡単に調整することができ、また空気圧モーターの場合にはエアーフローを調整することによって流量を調整することが可能です。

ぜん動ポンプ

ぜん動ポンプは「チューブポンプ」とも呼ばれます。柔軟性のあるチューブがヘッドを通り、2つのローラーがチューブをしごいてインキを印刷ユニットまで押し出して移送する仕組みが採られています。ぜん動ポンプの特徴は、UVインキやEBインキなど粘度の高い液体に適している点です。流量の調整はモータースピードの調整によって行います。Graymills社のぜん動ポンプはリバーシブルタイプで、刷了後に印刷ユニットからインキを吸い戻すことが可能です。加えて、このタイプのポンプは洗浄液を循環させるだけで洗浄が完了します。また、クイックチェンジオプションがあればヘッドの交換だけでシステム交換が可能です。

ダイアフラムポンプ

このタイプのポンプは2枚の柔軟性のある膜が前後に動き、2つのチャンバーで吸込、吐出を交互に行います。それぞれのチャンバーからインキが吐出されることによって、印刷ユニットへの移送動作がなされます。このタイプのポンプは吸込口と吐出口の構成が柔軟に決められるため、様々な用途に適しています。印刷の分野では、段ボール印刷に多く用いられています。ただし、脈動が生じるため、Graymills社ではサージ抑制フィルターの使用を強くお勧めしています。

その他のシステム構成要素

インキ容器

インキを入れる容器は円筒型がよいとされます。これは内部の液体が循環しやすく、混ざりやすいのが理由とされます。また、容量10ガロン以上のタンクは底にスロープが付いており、排出が容易になっています。

フィルター

インキの異物混入は容易に起こります。異物が乾燥した水性インキ粒子やブレードの欠片、あるいはセラミックチップだったりするとアニロックスロールにリング傷が発生します。Graymills社のフィルターはインキ用に設計されており、異物が印刷ユニットまで届かないような工夫がなされています。フィルターの吸込口にはマグネットが装着されており、金属異物が送られないようになっています。

温度コントロール

インキ温度が上昇しすぎると溶剤の蒸発や水の蒸発が促進され、トラブルの原因となります。また、印刷ドットのつきが悪くなり、印刷の汚れにもつながります。Graymills社の冷却システム(Chillter)を用いればインキ温度を適温に保つことが可能です。

ミキサー

遠心力ポンプとは異なり、ぜん動ポンプやダイアフラムポンプでは循環運動が発生せず、インキが混ざりません。これは放置すると分離や沈滞の原因なります。求められている色を出すにはインキの循環が必要で、そのためにはミキサーが有効な手段です。ミキサーには、タンクのサイズ(7L-200L)に応じて様々なサイズがあります。

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